18ホールを周るゴルフですが、カップが設置してあるところが言わば聖地のグリーンであります。
そのカップにボールが落ちた時の音といったらまあ心地良いこと。
至福の瞬間ですね。
さて、このグリーン上においては、細心の注意を払う必要があり、同伴者とプレーする際のマナーやルールが存在します。
では、いったいどんなマナーがあるのでしょうか。
グリーンの芝の種類は2つ
その前にグリーンの芝について少しご紹介します。
日本では主に以下の2種類の芝を使用していることが多いので、ゴルフ場に行った際は、どの品種の芝を使っているかを確認し、その特性を知ることでパターの戦略を立てるといいでしょう。
ベント芝
西洋芝の一種です。
特徴としては暑さに弱く寒さに強い品種です。
そのため、沖縄ではあまり見かけませんが、それ以外の日本全国で使用されており最近では品種改良も進み日本の風土にあった芝も開発されています。
全国のゴルフ場で一番使われているのがこのベント芝です。
葉が柔らかい為に、ボールへの抵抗力が弱く、よく転がるということを知っておく必要があります。
姫高麗芝
日本芝の一種で、姫高麗芝という品種の一種です。
こちらの芝は、ベント芝とは逆に寒さに弱く暑さに強い芝になります。
そのため、北海道ではあまり見かけませんがそれ以外の地域ではよく使用されています。
葉が硬いため、抵抗力が強く、ベント芝に比べるとボールの転がりが弱いということを知っておく必要があるでしょう。
知っておきたいグリーン上での振舞い
プレーに集中することはいいのですが、集中しすぎて周りが見えなくなってしまうのはよくありません。
ほかのプレーヤーの邪魔になることや気になるような行動をしないということが最低限のマナーとなります。
同伴者とのプレーの邪魔にならない様に気を付けるべきことがたくさんあります。
パッティングの集中を削ぐ行為
同伴者がパッティングモーションに入ったら、プレー者の集中力を損なう行為をしてはいけません。
例えば、会話や視界に入る所で動いたりすることは控えましょう。
動いていなくてもパターライン上に影が入らないようにすることも大事なことです。
その他にもパットラインを踏まない、マークを置かないなどの行為が考えられます。
グリーンの補修は率先して行おう
グリーンオンしたらボールをマークしてボールを拾いますが、その時にボールが落ちたところを確認して下さい。
グリーンはボールの転がりの妨げになるピッチマーク(コブ)があると気持ちよいプレーができません。
自身や、同伴者のため、また後続の組が心地よいプレーが出来るようにピッチマークができたらグリーンフォークを使って補修するよう心がけましょう。
グリーンフォークの正しい使い方
グリーンフォークは高い方の土手を直すのが基本となります。
ピッチマークの少し外側から斜め方向に刺します。
盛り上がった土手の芝は、本来ピッチマークの部分にあった芝がズレてできたものですので、その芝をピッチマークの中央へ戻すように、グリーンフォークを起こしてあげるといいでしょう。
やりがちなやってはいけないこと
グリーン上は走らない
走ることは禁物です。グリーン上は非常にデリケートな聖地であるため、形状が変わりやすくなっています。
いくらプレーに時間がかかっていたとしてもグリーン上は絶対に走ってはいけません。
飛んだり跳ねたり寝転んだりすることは言うまでもありません。
クラブやポールをグリーン上に置かない
アプローチが終わり見事にグリーンを捉えたあなたは、そのままウェッジを持ってグリーンに到達します。
ここで、注意したいのが今しがた打ったウェッジをグリーン上に置かないようにしなければなりません。
これもグリーンの形状が変わってしまう可能性があることに加えて、他のプレイヤーが打ったパッティングがあなたの置いたウェッジに邪魔をされたなんてことがあってはなりません。
ポールを外した際もそうですが、ウェッジやポールは必ずグリーン外にそっとおくようにしましょう。
ボールマークするときの注意点
ボールマークの仕方にもルールがあります。
ボールから2インチ以内じゃないと1打罰になるので気を付けましょう。
また、カップに向かってボールの真後ろに置きましょう。
マーク移動の依頼を受けたら
カップと同伴者のボールの間にあなたのボールマークがあると邪魔になってしまいますから、ボールマークを移動しなければなりません。
その移動方法を記します。
まずはボールの後ろにマーカーをおきます。
パターヘッドで要求された方へマークを動かします。
依頼した人のプレー後にパターヘッドで測り元に戻します。
このような手順となりますが、もし戻し忘れたら2打罰になるので忘れずに戻しましょう。
番外編
これから紹介するのはマナーというより気遣い編となります。
他のプレイヤーへの気遣いを行うことでプレーのスピードが上がるのに加えて、感謝されて気持ちよくプレーが出来るためオススメです。
忘れ物チェック
これはグリーンに限ったものではありませんがメンバーにクラブの忘れ物が無いか気にしておくといいでしょう。もし、忘れ物があったときは、非常に感謝されます。
ポールの抜き差し
最近はポールは抜かなくてもよいルールへと変わりましたからポールを抜かない人が増えています。
しかし、まだポールを抜かないと集中できない、なんだか気持ち悪いといった方もいらっしゃいます。
そんな時は、プレーが終わっていたら率先してポールの抜き差しを行うと感謝されます。
キャディさんになったつもりで
その他にもクラブやパターの受け渡しに気を遣うことや他のメンバーの素晴らしいプレーが出たらナイスショット!などのよいしょを行うことで朗らかに楽しいラウンドになることでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
基本は気持ちよく周る為には、同伴者に迷惑をかけずに気持ちよくプレーすることです。
その為には今回ご紹介しました内容に留意しながら、プレーするように心がけてみてください。
全てのゴルファーが楽しくプレーができますように。
以上!現場からでした。
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